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添付文書の改訂のあった薬剤から~副作用情報に皮膚症状が追加

2020.03.10

投稿者
クミタス

2020年2月以降、医療用医薬品の添付文書内の使用上の注意に改訂のあった薬剤のうち、「副作用」の事項に皮膚に関する症状が追加となった薬剤を記載します(一部改訂添付文書の作成に時間を要することがあります)。

●カルバマゼピン(抗てんかん剤、精神神経用剤)
禁忌(一部改訂):ボリコナゾール、タダラフィル(アドシルカ)、リルピビリン、マシテンタン、チカグレロル、グラゾプレビル、エルバスビル、ダクラタスビル・アスナプレビル・ベクラブビル、アスナプレビル、ドルテグラビル・リルピビリン、ソホスブビル・ベルパタスビル、ビクテグラビル・エムトリシタビン・テノホビルアラフェナミドを投与中の患者〔これらの薬剤の血中濃度が減少するおそれがある。〕
重大な副作用(一部改訂:多形紅斑が追加):中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、「多形紅斑」、急性汎発性発疹性膿疱症、紅皮症(剥脱性皮膚炎):重篤な皮膚症状があらわれることがあるので、観察を十分に行い、発熱、眼充血、顔面の腫脹、口唇・口腔粘膜や陰部のびらん、皮膚や粘膜の水疱、多数の小膿疱、紅斑、咽頭痛、そう痒、全身けん怠感等の異常が認められた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。また、これらの症状のほとんどは本剤の投与開始から3ヵ月以内に発症することから、特に投与初期には観察を十分に行うこと

●ホスラブコナゾールL-リシンエタノール付加物(経口抗真菌剤)
重大な副作用(多形紅斑が追加):多形紅斑があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど、適切な処置を行うこと。

●ミロガバリンベシル酸塩(末梢性神経障害性疼痛治療剤)
その他の副作用:発現部位:皮膚  副作用:「発疹」、「蕁麻疹」、「紅斑」、「そう痒症」が追加

●ソタロール塩酸塩(不整脈用剤)
その他の副作用(一部改訂):発現部位:皮膚 副作用:発疹、脱毛に「そう痒」、「多汗症」が追加

薬剤使用期間中、使用後に異常がある場合は、受診のうえ相談ください。

出典・参照:医薬品安全対策情報 医療用医薬品使用上の注意改訂のご案内

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