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アンズによるアレルギー

2019.06.29

投稿者
クミタス

アンズはりんご、梨、桃、すもも、さくらんぼ、いちご、梅、びわ、カリン、アーモンドと同じくバラ科植物で、PR-10 である Pru ar 1は、カバノキ科植物花粉との交差反応性のあるアレルゲンになり、花粉関連食物アレルギー症候群(PFAS)の症状が出現することがあります。

アンズの主要アレルゲン
現在までのところアンズのアレルゲンとしては以下等が考えられています。
・Pru ar 1:PR-10 
加熱により低アレルゲン化しやすい面があります。
・Pru ar 3:LTP 
熱や消化にも安定的で全身性のアレルギー症状が出現する場合があるアレルゲンと見られています。
・Pru ar 5

アンズはドライフルーツやコンポート、ジャムなどの加工品との摂食機会もありますが、加熱処理が成されている場合でも、アレルゲンによってはアレルゲン性が失活しておらず、アレルギー症状が出現する可能性もあります。また、生のアンズ果実を購入できる機会も増えていますが、加工品を摂食して症状出現していなかった場合も、生の果実の摂食で症状出現する場合や、より強い症状が出現する場合もありますので、ご留意ください。
ドライフルーツにおいては亜硫酸塩(亜硫酸ナトリウム、次亜硫酸ナトリウム、二酸化硫黄、ピロ亜硫酸カリウム、ピロ亜硫酸ナトリウム)が添加されている商品も多いところですが、反応を示す場合があり、「ぬれあんず甘納豆」を食べて1時間後から、生つばが出る、腹痛、嘔吐などの食中毒様症状を呈した事例の報告もあります(ただし、報告内では亜硫酸塩との因果関係は不明で、商品の原材料名には次亜硫酸ナトリウムの表示があり、二酸化硫黄の残存量は基準値の約半量の値で過量使用ではなかったと記されています)。
最近では、梅において新規アレルゲンの GRP もアレルゲンである可能性についての示唆もなされていますが、アンズに関して交差反応性など今後も情報をアップデートしていきたいと思います。

新たな果物・野菜アレルゲン~GRP
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/2840
杏仁については以下でも掲載しています。
アーモンドパウダー、アーモンドプードルの違いと杏仁について~青酸配糖体アミダグリン
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/1130

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