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白菜によるアレルギー

2018.12.18

投稿者
クミタス

白菜はアブラナ科アブラナ属の野菜で、ほかにダイコン(カイワレダイコン含む)、ブロッコリー、カリフラワー、ラディッシュ、ホースラディッシュ、ルッコラ、カブ、シロナ、キャベツ(メキャベツ含む)、クレソン、ケール、コマツナ、チンゲンサイ、カラシナ、ナバナ、タカナ、ミズナ、コールラビ、タアサイ、ワサビもアブラナ科アブラナ属の野菜になります。

キャベツのアレルゲンとしては、
Bra o 3 LTP(脂質輸送タンパク質):熱耐性のあるアレルゲンになります
などが挙げられます。国内でのアブラナ科植物によるアレルギー報告例は多くはないものの、マスタードはEU、カナダでアレルギー表示対象となっています。

白菜はカブとチンゲン菜の仲間の交配によってつくられた野菜といわれていますが、白菜によるアレルギーの国内例として、27歳女性にて鍋料理の白菜摂食による膨疹、悪心、呼吸困難感を生じ、食物経口負荷試験の施行開始70分後に顔面の膨疹を認めたとの報告もあります。加熱に強いアレルゲンに反応する場合があり、またアブラナ科植物においては含まれる辛味物資のイソチオシアネート類に反応する場合があります。
イソチオシアネートによる反応~大根、辛子、わさび、マスタードの辛味物質など
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/2837

報告数としては多くはありませんが、もし白菜を使用した鍋料理の摂食後に違和感を自覚した場合などは、原因食物の可能性も視野に入れられると良いかもしれません。

出典・参照:白菜によるアナフィラキシーの一例

マスタードの種類と成分について
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/983

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