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保湿に関与する成分とアトピー性皮膚炎 8.3更新

2018.06.09

投稿者
クミタス

皮膚角層においては、皮膚からの水分の蒸散を防ぎ、物理的・化学的刺激から皮膚を守るバリア機能と水分を保持して肌のうるおいを保つ保湿機能があります。
セラミドなどの角質細胞間脂質の配列、皮脂膜の状態、天然保湿因子(NMF ; Natural Moisturizing Factor)の充足程度、角質剥離酵素の働き、pHバランスなどが正常であることで、健康な状態を保たれる面があります。

フィラグリンの加水分解によりアミノ酸、ウロカニン酸などが産生され、天然保湿因子(NMF)の1つとなり、角層中で水を結合させる作用があります。ほかにも細胞間脂質、毛嚢から分泌された皮脂、汗由来の乳酸や尿素、表皮で産生されたヒアルロン酸も角層の保湿に関わります。

フィラグリン・ペプチドから天然保湿因子(NMF)を産生する酵素の1つにブレオマイシン水解酵素が考えられていますが、ブレオマイシン水解酵素の活性と遊離アミノ酸量、経皮水分蒸散量 (TEWL) の間には相関があり、アトピー性皮膚炎の皮疹部また無疹部においてもブレオマイシン水解酵素が極度に低下していたとの示唆もあります。
また、汗由来成分において、アトピー性皮膚炎患者さんにおいては、アトピー性皮膚炎でない方と比べ、乳酸や尿素が低下していたとの報告もあり、保湿に関与する成分が少ない状態の方も多い傾向も見られています。

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