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小麦麺の湯気でアレルギー症状が出現した例

2020.10.29

投稿者
クミタス

食物をゆでた際の蒸気を吸入し、呼吸器症状やじんましん等のアレルギー症状を示すことがあり、えび、かに、いかをゆでた蒸気でのアレルギー報告もありますが
エビアレルギー(えびアレルギー)
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/1283

小麦の麺を自宅でゆでており、小麦にアレルギーのある方で症状が出現した例も見られています。

12歳男児。乳児期より小麦、鶏卵、乳摂取時にアナフィラキシーあり。小麦摂取を開始した11歳時にはパスタ、焼きそばなど、ほぼ1食分の摂取が可能となったが、時々摂取時に喉のかゆみ、痛みなどの口腔粘膜症状を自覚していた。12歳時に自宅でそうめんをゆでていたところ、咽頭痛が出現し、それ以降、摂取可能な小麦量が減少した。

10歳男児。乳児期にパン粥でアナフィラキシーの既往あり。小麦含有の魚釣りの餌に触れた際にもアナフィラキシーの既往あり。5歳ごろから微量の小麦が入ったスナック菓子(小麦タンパク質1.6mg/個)などで少量から摂取を開始していた。9歳時に生ラーメンを煮込んだ際に、アナフィラキシーが生じ、10歳時にそうめんをゆでた際に、喘息発作をおこした。

小麦を含む食品を食べたり、直接触れたりしていない状態で、湯気が上がった環境下にいた中でアナフィラキシーをおこしており、アレルゲンを含む蒸気が症状を誘発している可能性が考えられるところでもあります。
麺をゆでる際にはふきこぼれを防ぐためにも、ふたを閉じずに湯気が上がった状態でいることも多いかと思いますが、小麦やそばアレルギーの方がいらっしゃるご家庭では、症状誘発要因となり得ることにご留意頂くのが良いでしょう。

出典・参照:東邦大学医療センター大森病院小児科 小麦麺調理中の湯気でアレルギー反応が誘発された重症小麦アレルギーの2症例

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