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なすによるアレルギー

2020.06.29

投稿者
クミタス

野菜、果物のアレルゲンとしては、PR-10、プロフィリン、LTPのいずれか、また複数が該当することが多いですが、なすにおいて今までに報告されているアレルゲンとして

・Sola m 1(プロフィリン)
分子量:17 kDa。水溶性
があります。
プロフィリンは、熱や消化に比較的安定しており、全身性の症状を起こし得るアレルゲンになります。

なすはナス科の植物ですが、同じくナス科のトマト、じゃがいもにおいては、ラテックスアレルゲンとの交差反応性が示唆されており、なすにおいてもラテックス-フルーツ症候群の症状出現と考えられる報告もみられています。

また、トマトにおいては、イネ科植物花粉との交差反応性が、じゃがいもにおいてはイネ科植物花粉、カバノキ科植物花粉との交差反応性があると考えられています。なすにおいても交差反応性があるか、今後も情報をアップデートしていきたいと思います。

トマトによるアレルギー
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/2575

アレルギー以外の反応


トマトやなすはアレルギー様症状を誘発するヒスタミンを比較的多く含み、血管拡張作用、発疹、皮膚の赤み・かゆみ・腫れ、嘔吐、下痢、腹痛、頭痛、金属様の味、めまいといった症状がみられるヒスタミン食中毒をおこすことがあります。
またトマト、なすは血管収縮作用のあるチラミンも多く含むことで、血圧上昇や頭痛を起こすことがあり、薬剤によっては相互作用によりチラミンの分解を妨げ、顔面紅潮、頭痛、急激な血圧上昇といったチラミン中毒を引き起こすことがあります。
MAO阻害薬:セレギリン(抗パーキンソン剤)
消化性潰瘍治療薬:シメチジン(消化性潰瘍用剤)
抗結核薬:イソニアジド(抗結核剤)
精神神経薬 三環系抗うつ薬:イミプラミン(抗うつ・不安薬)
これらの薬剤を摂取する際はチラミンを多く含む食品の過剰摂取は控えるのが望ましいでしょう。

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