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果物ジュースで下痢をするという人は

2015.05.29

投稿者
クミタス

果物には、ショ糖、ブドウ糖、果糖、ソルビトールが主で、果物によりますが他にガラクトース、キシロース、アラピノースなども含まれます。

下痢の因子にもなる果糖について


この果糖とブドウ糖のバランスにおいて、果糖の方がブドウ糖よりも多い場合、吸収されずに残った果糖は、大腸内の細菌により発酵されます。発酵するとガス、短鎖脂肪酸(酢酸、プロピオン酸、酪酸など)などが発生します。この中で一部は大腸で吸収されますが、残りは消化されにくい成分として腸管内に存在することになります。そうすると腸内の浸透圧が上がり、腸管内に水分がたまって下痢をおこすことがあります(浸透圧性下痢。乳糖不耐症は、腸内に乳糖の分解酵素が少ない場合に浸透圧性下痢になります)。
 

ブドウ糖より果糖の比率が高いと下痢を招くことも


理想的な吸収率の割合は果糖とブドウ糖の比が1:1のときであり、白ぶどうは果糖:ブドウ糖の比が7.5:7.1と、果糖とブドウ糖の観点で吸収されやすい果物ですが、リンゴジュースは果糖とブドウ糖の比が6.2:2.7、洋梨ジュースは6.4:2.3、梨と果糖の含有比率が多い果物になります。

果物を食べる際よりも果物ジュースとして摂取する場合、一度に多くの果汁を摂取しやすくなります。特に空腹時の摂取で吸収能力が低い(状態の)方や子供においては、腸管の吸収能力を上回る果糖の消化をすることで、下痢を招く可能性が高くなります。

果物ジュースを飲んで下痢をする場合の対策


果糖の比率の高い果汁で下痢をする方で、原因が食物アレルギーでない場合は、少量ずつ回数をわけて飲む、水に薄めて1回量を減らして飲むなどでも、腸への負担を軽減し得ます。またブドウ糖と果糖の比率が同等の果物、ブドウ糖が果糖を上回る果物(ただし血糖値が上昇しやすくなります)を選ぶのも良いかと思います。

・ブドウ糖に比べ果糖の比率が高い果物
梨(二十世紀) 1.8:5.7、りんご(スターキング) 1.7:4.8、びわ、すいか、デーツ、いちじくなど。
果物以外には蜂蜜、ナッツも。

・ブドウ糖と果糖がほぼ同等比率の果物
温州みかん、柿、桃、ぶどう(白ぶどうはほぼ同等、デラウェアは8.5:9.4)、リンゴ(紅玉は2.6:2.3)など。

・ブドウ糖が果糖を上回る果物
キウイフルーツ、あんず、さくらんぼなど。

尚、ブドウ糖果糖液糖は果糖よりもブドウ糖の方が多く、果糖ブドウ糖液糖は、ブドウ糖よりも果糖を多く含む糖になります。こちらの異性化糖についてはまた別途取り上げます。

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