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食物経口負荷試験における変化 2.19更新

2021.02.19

投稿者
クミタス

食物経口負荷試験の実施においては、総負荷量や摂取回数、摂取間隔の違いが結果に影響を与える因子となることがあります。
2005年~2018年に食物経口負荷試験を実施した9,230例中347例にアナフィラキシーを認め、食物経口負荷試験の回数は鶏卵、牛乳、小麦の順に多かったが、アナフィラキシーの頻度は鶏卵3.9%、牛乳6.2%、小麦6.0%と、実施回数ではより多い鶏卵よりも牛乳、小麦の方が頻度が高かった。

変化として
・摂取間隔は2011年以前で15分以下が半数以上を占めたが、2016年以降は30分以上が大半となった。
・一方、特異的IgE抗体価は卵白、卵白のアレルゲンであるオボムコイド、牛乳において初期(2005年から2007年)より後の年代の方が高値であった

アナフィラキシーの発生頻度を下げるうえでも摂取間隔を開けたり、少ない負荷量から、少しづつ量を増やすなど負荷量の変化も見られていますが、特異的IgE高値の方においても食物経口負荷試験を実施するケースも増えていることも伺えるところでもあります。

食物経口負荷試験に際し、その食物によるアナフィラキシーの既往、気管支喘息の合併・管理状況は症状出現のリスク因子になる可能性がありますが、特異的IgE抗体値については、高値であることが必ずしも重度の症状を誘発するとは限らない面もあるところでもあります。食物経口負荷試験において加工食品が用いられることがありますが、加工や調理による低アレルゲン化についてもまた掲載していきたいと思います。

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