経口免疫療法をおこなうことで、アレルギー症状が出現することがありますが、できるだけ軽度な症状に留められたり、出現頻度が少ないことは望ましいところではあります。少量から増量する、時間をかけて増量していく、安全性を高めるための補助治療を併用する試み、経皮免疫療法といった方法もありますが、説明によっても不安を抑えられ経口免疫療法に参加・継続しやすくなる面も考えられます。
7~17歳の小児50人(中央値10.82歳。女児28%)においてピーナッツの経口免疫療法を実施。24人は軽微な副反応は不幸な副作用と、26人は軽微な副反応は脱感作につながる兆候と説明され、家族もこの認識で参加した。軽微な副反応は脱感作につながる兆候と説明された群の方が、増量とともに軽微なアレルギー症状の出現頻度が少なくなり、患者さん・家族からの症状に関する問い合わせが少なく、治療からの脱落が低かった(出典・参照:Changing Patient Mindsets about Non-Life-Threatening Symptoms During Oral Immunotherapy: A Randomized Clinical Trial.)
喘息の発症や増悪因子として心理的要因は関与し、喘息の経過においても心理的要因が持続化、難治化の因子になるとの示唆もなされており、ストレスは食物依存性運動誘発アナフィラキシーの発症に影響する要因の1つとも考えられています。経口免疫療法においては、患者さん、家族が治療に向けた強い意志が必要でもありますが、不安払拭、治療継続、症状出現頻度低減、増悪抑制においてモチベーション喚起やストレス回避につながる前向きな意識は有用となるのかもしれません。
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