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アトピー性皮膚炎を発症する場合の傾向例~乳児期の湿疹 8.11更新

2018.08.06

投稿者
クミタス

乳児湿疹のある児において、後にアトピー性皮膚炎と診断される場合もありますが、乳児期に湿疹のある児において後にアトピー性皮膚炎の発症が疑われる場合、どのような傾向があるのでしょうか?

・湿疹の範囲や形状に違いがある可能性
1か月検診をおこなった548名中、乳児湿疹があると診断された児73名において、プロペトを塗布し、2週ごとに症状を確認し、改善しない場合や3か月時に湿疹が消失しない場合にアトピー性皮膚炎の発症有無を確認したところ、
アトピー性皮膚炎発症児は、1か月検診時に顔の湿疹が両頬、または額まで及んでいる、局面(幅広く、ほぼ扁平に隆起する直径2~3cm以上の皮膚病変)を形成している、また体に局面を形成する湿疹を併発している傾向が見られた(出典・参照:1か月検診においてどのような湿疹を乳児アトピー性皮膚炎と疑うべきか?)

・臍帯血TARC値との関連可能性
出生コホート参加児316名の保存臍帯血清を用いてTARC値を測定、生後4か月と10か月時に実施の質問票から湿疹とアレルギー歴についての回答を回収したところ、生後4か月までに湿疹を認めた児は74%、湿疹を認めた児の臍帯血TARC値は、湿疹を認めなかった児の臍帯血TARC値よりも有意に高値で、生後4か月に湿疹を認めなかった児と認めた児では、10か月時でアトピー性皮膚炎の発症は45%、11%、食物アレルギーの発症は30%、8%、喘鳴13%、14%であり、臍帯血TARC値が生後4か月までの湿疹のリスク因子の1つとなる可能性があり、生後4か月の湿疹がアトピー性皮膚炎発症のリスク因子の1つとなる可能性がある(出典・参照:乳児湿疹と臍帯血TRAC値及びアレルギー疾患との関連性)

上記は可能性を示唆する一考察ではありますが、今後もほかの考察なども追記していきたいと思います。

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