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ぶどうによるアレルギー

2018.08.04

投稿者
クミタス

ブドウ科ブドウ属に分類されるぶどうのアレルゲンとしては、現在までのところLTPであるVit v 1が挙げられています。LTP画分中に混在していると見られるアレルゲンのGRP(Gibberellin-Regulated Protain)が存在している可能性もありますが、LTPは熱耐性、消化耐性があり、全身性の症状を誘発することがあります。
ぶどうによる食物依存性運動誘発アナフィラキシーと考えられる例も以前から報告がなされています。

果汁使用製品において


濃縮果汁はアイス、氷菓、ゼリー、グミ、キャンディ、ソフトキャンディなどにも使用されることがありますが、使用されている濃縮果汁果汁が原因でアレルギー、アナフィラキシー発症となることもあります。

鶏卵、乳によるアナフィラキシーの既往があり、小麦の経口免疫療法を実施している2歳7か月女児にて、果汁グミ摂食後に顔面に蕁麻疹、咳、全身に蕁麻疹が出現するようになり、好塩基球活性化マーカーCD203c、皮膚プリックテストにて、使用されているぶどう果汁が原因のアナフィラキシーと診断された例の報告もなされています(出典・参考:原因抗原同定に好塩基球活性化マーカーCD203cを活用した果汁グミによるアナフィラキシーの幼児例)。

一方、果汁使用製品においては製品中に使用されているゼラチン、エリスリトールなどの他成分が原因でのアレルギー発症の場合もあり、これらの成分も複数製品に使用され、原因となっているかすぐに想起しにくい場合もあります。食後に不調がある場合は、日頃から食べた商品の情報を残しておいたり、記録しておくことも、やはり原因特定のうえでも有用となるでしょう。

参考:エリスリトールによる即時型アレルギーの1例

新たな果物・野菜アレルゲン~GRP
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/2840

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