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微量のアルコールに反応する方と食物アレルギー 9.7更新

2018.07.14

投稿者
クミタス

アルコール不耐症においては、微量のアルコールを含む食品を摂取して、皮膚の紅潮、意識レベルの低下、息苦しさ等を生じることがありますが、場合により食物抗原による食物アレルギーと診断されていることもあります。
煮物、めんつゆを含む料理の食後に顔面紅潮、意識レベル低下を繰り返し、食物抗原によるアナフィラキシーと診断されたことのある4歳女児において、食材では症状の出現はなく、特異的IgEも陰性であったが、皮膚のアルコール消毒部位に発赤があり、アルデヒド脱水素酵素2(ALDH2)の遺伝子検査でアルコール不耐症と診断された例、4歳女児で醤油、みそ汁、めんつゆ摂取後に呼吸苦、咳こみがあり、上記の4歳男児の例からアルコール不耐症を疑い、遺伝子検査でアルコール不耐症と診断された例が報告されています(出典・参考:食物アレルギーによるアナフィラキシーと思われていたALDH2欠損によるアルコール不耐症の2小児例)。

アルコール不耐症は、乳幼児~成人での症状出現の可能性がありますが、乳幼児においては飲酒機会もなく、含有する微量のアルコールが原因か気づきにくいこともあります。
豆腐、納豆は摂取可能であり、みそ、醤油、めんつゆで症状が出現する場合、アルコールが使用されているみそ、醤油、めんつゆに微量に含有するアルコールに反応している場合もあることも視野に入れられると良いかもしれません。

アルコール含有程度例
・食酢:0.1%未満~0.2%ほど
(米100%から酒をつくり、発酵が進み酢となった直後は0.2%ほどで、タンクの移し替え等を経て0.1%未満まで下がる商品もあります。アルコールを添加した商品においては0.3%以下など)
・みそ:アルコール1%未満~3%以上
(原材料名に酒精やアルコールと記載されている商品で3%以上であることがあります)
・醤油:アルコール1%~5%前後
(本醸造醤油の多くは1%~3%になります。一部にアルコール0.1%以下の醤油風調味料商品もあります)
・めんつゆ
商品によっても差がありますが、ストレートのめんつゆの場合1%以下、2倍希釈タイプで1%ほど、3倍希釈で2~3%ほどの商品が多く見られます。
・本みりん:アルコール12.5%~14.5%
・発酵調味料:アルコール10%~14.5%
・みりん風調味料:アルコール1%未満
商品によっても違いがありますので、あくまで参考値としてご参照のうえ、精緻な把握が必要な方は、商品ごとにご確認ください。

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