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エトキシキンについて

2014.10.11

投稿者
クミタス

エトキシキンはゴムの固定剤、カイガラムシ駆除剤、除草剤に使われてきたものであり、かのモンサント社が開発した化学物質です。
日本国内では食品添加物として、農薬としての使用は認められてはいませんが、海外ではりんごやなしの焼け病防止のための農薬としての使用、その強力な酸化防止力により、酸化防止剤として飼料に使用、さらに香辛料など人間が食べるものの酸化防止にも用いられています。

チリパウダーやパプリカ等の色の保持、乾燥した魚粉が発火するのを防止するために使用され、その魚粉を餌にする海外で養殖されるエビのエトキシキン残留値が基準値以上に高い場合は回収対象になり、実際に毎年基準値超のエビが検査で見つかっています。

添加物を含む飼料を餌にする家畜や魚を人間が食べることで、日本人もその添加物を間接的に摂取する生活を送っていることになるのですが、世界保健機関(WHO)ではエトキシキンの人の1日当りの最大許容摂取量は0.06mg/1kg(体重)、食品安全委員会では一日摂取許容量は0.005mg/1㎏と定めています。

エトキシキンは、日本国内ではペットの餌に添加されている場合があります。その規制においては、エトキシキンのドッグフードへの添加量の上限は75mg/kg、ほかにBHT、BHAといった酸化防止剤が広く含まれています。

体重5㎏の愛犬がドッグフード100gを食べると、エトキシキンを7.5mg摂取している場合があるわけですが、エトキシキンを1,000mg摂取した場合、肝臓で極軽度~軽度の胆汁うっ滞、2週間後に血清中Bil、ALP、ALTの上昇(肝機能障害時の兆候)との報告、ビーグル犬にエトキシキン(純度97.6%)を28日間、1日100mg/kg体重の量をカプセル経口投与すると17日までに死亡したという報告もあります。
他症状として4mg/kg体重/日で、腹部及び泌尿器領域での褐色染色化、糞便量の減少、嘔吐、色素沈着、肝細胞壊死・空胞化という報告もあり、5㎏の愛犬の場合1日266gのドッグフードで出現したということになります。NOAEL(毒性学的なすべての有害な影響が認められなかった最高の暴露量)は2mg/kgとされていますので、1日133g程で症状出現があり得、5㎏の愛犬であれば可能性としてあり得ることになります。

もし調子が悪いようであれば、ペットフードを変えてみるのもよいかもしれません。

ヒトの食事においては、養殖のえびなど魚介品の種類によっては餌に添加されていることも少なくなく、基準値が上がった経緯があります。

エトキシキンは直接肌に触れるとアレルギー性皮膚反応を起こす、目と皮膚に炎症を起こす可能性があるとの報告もあります。

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