
秋に生まれた方は春に生まれた方に比べアトピー性皮膚炎の有病率が高い傾向がみられるとの報告や、湿疹のリスクが増加するとの示唆、また秋・冬生まれの方は春・夏生まれの方に比べ食物抗原感作率が高くなる、などアレルギーと季節の関係において今までにも示唆がなされており、誕生時の季節は食物アレルギーの発症因子の1つとなる可能性が考えられています。
食物アレルギーにおける考えられる発症因子
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/2079
アトピー性皮膚炎の0歳児59人を対象に、アトピー性皮膚炎の病勢指標ともなるTARCとアレルゲン特異的リンパ球刺激試験(ALST)の検査結果を月別に解析したところ、
TARC値は1~2月がピークとなり、3月以降は徐々に低下し7~12月は低い数値であった
コナヒョウダニ虫体-ALSTは1~2月が低く、3~4月は高くピークとなり、5~12月も高い数値を維持していた
スギ花粉-ALSTは1~2月は低く、3~4月は高くピークとなり、5月以降は徐々に低下した
とあり、TARC、ALSTの検査結果は月によっても変動があり、TARCが高値になる時期に遅れて、コナヒョウダニ、スギ花粉抗原ALSTの上昇がみられ、T細胞レベルでの抗原感作は3~4月に急速に進行する可能性があることを示唆しています。
冬季においては皮膚の乾燥がしやすく日照程度が少ないことなどが影響する可能性もありますが、感作予防のうえで皮膚のコントロールを継続していくことの有用可能性が考えられるところでもあります。
アレルギー性疾患発症とDNAメチル化、誕生時の季節との関係
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/1316
日光照射におけるビタミンD生成と皮膚への影響面とのバランス
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/1434
出典・参考:乳児アトピー性皮膚炎が小児アレルギーを誘発する
Month of birth and prevalence of atopic dermatitis in schoolchildren: Dry skin in early infancy as a possible etiologic factor
Sun exposure inversely related to food sensitization during infancy.
The relationship between the season of birth and early‐onset food allergies in children
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