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肥満細胞について

2017.09.18

投稿者
クミタス

肥満とは異なりますが、体内の肥満(マスト)細胞が増殖、湿潤することがあり、皮膚に蓄積が見られ症状が出現する皮膚肥満細胞症、全身、臓器に肥満細胞が増殖、蓄積、湿潤することによる全身性肥満細胞症があります(WHO2016改訂にて全身性肥満細胞症のサブタイプなど病型が細分化されています)。

肥満細胞からはヒスタミン、プロテアーゼ、ヘパリン、プロスタグランジンD2、ロイコトリエンなど様々な炎症性サイトカイン、トリプターゼ、脂質メディエ―タ―などが放出されます。
皮膚肥満細胞症では、皮膚の一部、または広範箇所にピンク~褐色の斑状、丘疹状の皮疹が現れ、運動、アルコール、一部の薬剤(NSAIDsを含む)の使用や、温度変化、衣類・寝具による物理刺激によりこすったり掻いたりするうちにかゆみが増すことがあります。生後6か月までの乳児では皮膚の一か所に肥満細胞が増殖して1~5cmの肥満細胞腫ができることがあります。

全身性肥満細胞症においては、紅潮がよく見られ、皮膚、胃、腸、肝臓、脾臓、リンパ節、骨髄など肥満細胞が蓄積した部位に関連して症状が出現することがあり、複数の反応が発生することがあります。病型によっても症状は異なりますが、複数の臓器などに及ぶと重度になる傾向があり、失神、血圧の急激な低下(ショック状態)、アナフィラキシー様反応を生じることがあります。
症状(一例):掻痒、紅潮、動悸、血圧低下、湿疹、呼吸器症状、腹痛、下痢、胃潰瘍、頭痛、全身倦怠感、吐き気、体重減少、体の痛みなど


参照:炎症制御における肥満細胞の役割

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