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テフとは?

2015.08.26

投稿者
クミタス

テフはグルテンを形成しないとされる穀物


アマランサス、キヌア、カニワとスーパーグレインとされる穀物に、あらたな穀物として、テフが取りざたされています。
テフはエチオピアなどで栽培されているイネ科スズメガヤ属の植物で、穀粒はケシの実大で褐色をしています。
エチオピアではテフは主食であり、インジェラというクレープ(スチームブレッド)づくりに使用されます。
挽いて小麦粉替わりにも使用されるテフは、グルテンを形成しないとされています。

糖尿病患者さんにとっても有用な穀物となる可能性


栄養面では、カルシウムが多く含まれ、炭水化物の20~40%を難消化性でん粉が占めるとも言われています。そのため糖尿病患者さんにとっても有用な穀類となり得る可能性があります。
鉄分を多く含むとされますが、栽培地により含有量が異なり、土壌環境が影響するともいわれています。
テフ粒は、ふすまや胚芽を排除するには小さすぎるため、ふすまや胚芽も摂取することが多く、そのことも栄養価が高い理由になっています。

テフの栄養(キヌアとの比較)
カロリー:キヌアの83%
タンパク質:同等
脂質:キヌアの50%
炭水化物:キヌアの95%
ナトリウム:キヌアの114%
ビタミンA:キヌアの40%
ビタミンB6:キヌアの78.9%
カルシウム:キヌアの288%
鉄:キヌアの137.5%
マグネシウム:キヌアの78%
亜鉛:同等

エチオピアにおける需要と今後の普及について


テフはエチオピアにおける主食で、エチオピア国内の需要がある上に、エチオピアテフの平均収量は1.4トン/1ヘクタールと、小麦の世界平均収量3.2t/1ヘクタールの半分に満たず、現状では効率よく多収が可能というわけではありません。

現在は、エチオピアでは国内需要を支える意味でも、生のテフ粒の輸出を禁止しており、日本では加工品であるインジェラであれば、エチオピア料理店で食する機会があるかと思います。インジェラは発酵クレープ(スチームブレッド)であることが多く、酸味があります。お店によって発酵度合が異なり、酸味が強いものもあります。

キヌアは世界的なブームとなりましたが、輸出量増により原産地のボリビアで食される機会が減ってしまった面があります。エチオピアはアラビカ種コーヒーの発祥地でもあります。今後、一過性の消費のためだけでなく、安定供給できるようになるといいですね。

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