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キャッサバのアレルゲン

2022.04.18

投稿者
クミタス

キャッサバ、キャッサバ加工品はブラジル、アフリカ、ベトナム、タイなどでよく食べられていたり、栽培されており、タピオカはキャッサバの根茎から製造した澱粉でもあります。
キャッサバ(タピオカ)について
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/822

キャッサバはトウダイグサ科に分類され、天然ゴムの原料の木であるパラゴムノキもトウダイグサ科に属しています。
キャッサバ(Manihot esculenta)のアレルゲンとしては、現在までに以下が挙げられており、
・Man e 5(30 kDa)
Man e 5は、天然ゴムラテックスアレルゲンの1つ、Hev b 5との交差反応性が示唆されています。

アレルギー症状としては、茹でたキャッサバの摂取後に蕁麻疹や血管性浮腫、アナフィラキシーを生じた例などが報告されており、生のキャッサバと茹でたキャッサバでの皮膚プリックテストでは、生のキャッサバにおいて、より丘疹が大きかったとの結果も見られています。
キャッサバ加工品に関するアレルギー例、アレルゲンの特徴については、今後もアップデートしていきたいと思います。

参照:Novel allergens from ancient foods: Man e 5 from manioc (Manihot esculenta Crantz) cross reacts with Hev b 5 from latex

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