ヤーコンは、ゴボウ、ヨモギ、ブタクサ、春菊やアーティチョーク、レタス、サラダナ、サンチュ、ベビーリーフ、カモミール、タラゴン、フキ、フランスギク、コスモス、エンダイブ、カレープラント、ステビア、トレビスなどと同じくキク科の植物になり、11月~2月頃が旬の時期とも言われています。見た目はさつまいもに似た面がありますが、生でサラダにしたり、また茹でたり、炒めたり、揚げたりして頂きます。
ヤーコンによるアレルギー報告例としては以下等があります。
65歳女性。ヤーコンを刻んで茹でたものを少量摂食した15分後から手の掻痒が出現。その後、舌のしびれ感、口唇の膨張、鼻汁、嘔吐、軟便、皮疹が出現したため受診。受診時には顔面を含むほぼ全身に淡紅色斑を認め、血液検査ではヨモギ class 4、ブタクサ class 2、皮膚プリックテストでは生ヤーコン、茹でヤーコン、醤油で味付けしたヤーコンとも陽性(2+)であった(出典・参照:伊藤裕子 藤本和久 新井悠江 佐伯秀久 森山達哉 日本医科大学皮膚科 近畿大学農学部 ヤーコンによるアナフィラキシーの1例)。
57歳女性。既往歴にブタクサ花粉症、また数回にわたりマンゴーの摂食で嘔気、下痢の出現あり。夕食でヤーコンとごぼうのきんぴらなどを摂食後、そう痒を伴う皮疹が出現し軽度の嘔気、気道閉塞感、口腔内の違和感を認めたため受診。皮疹は上半身に強く下半身は軽度であり、手掌にもそう痒を認め腸音は軽度亢進していた。H2ブロッカー、抗ヒスタミン薬の点滴後、症状改善し帰宅。精査のため受診し血液検査(RAST)ではブタクサ class 3、メロン、マンゴー class 1、皮膚プリックテストではマンゴー(加熱)で 3+、ヤーコン(生)、ヤーコン(加熱)で 2+、他のキク科での血液検査では、ニガヨモギ class 4、ヨモギ class 4、フランスギク class 3、皮膚プリックテストはレタス(生・加熱)、ハクサイ(生・加熱)、春菊(生・加熱)、ゴボウ(加熱)は陰性であったが、ゴボウ(生)は 3+であった(出典・参照:田中理子、池澤優子、大澤研子、松倉節子 茅ヶ崎市立病院皮膚科 横浜市立大学附属市民総合医療センター皮膚科 ヤーコンとマンゴーによるOASの1例)
キク科ヨモギ花粉とマンゴーやセリ科のセロリ、ニンジンにおいて、またキク科ブタクサ花粉とウリ科のメロン、スイカ、きゅうりやバショウ科のバナナにおいては交差反応性が示唆されていますが、ヤーコンと同じキク科のゴボウ、またマンゴーでの症状出現状況についても今後アップデートしていきたいと思います。
ゴボウによるアレルギー
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/3115
タイナイ 玄米食パン
262kcal/100g
6369
いねじょ
お米パンはトーストでいた…