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大豆多糖類とアレルギー

2017.03.19

投稿者
クミタス


大豆多糖類(ダイズ多糖類、大豆ヘミセルロース、水溶性大豆多糖類)は、主におからから作られる水溶性の食物繊維であり、また分散安定剤、粘度調整剤、被膜剤、乳化分散剤として使用される食品添加物でもあります。麺同士のくっつきを防止したり、米粒を潰れにくく光沢と柔らかさを維持したりするうえで有用でもあります。

食品添加物として大豆多糖類を摂取する量は多くはないものの、水溶性大豆多糖類中の粗タンパク質は9.2%(ソヤファイブ-S-DNの代表分析値。Scientific Committee on Food でのレポートでは4.8~13.9%)ほどと、大豆に含まれるタンパク質割合約30%前後と比較すると少ないですが、タンパク質が含有されているものでもあります。

大豆多糖類は水溶性食物繊維同様、胃などの消化酵素では分解されにくく、腸内細菌により発酵、分解されます。
EFSA(European Food Safety Authority)では、食品添加物としての摂取量は少量であり、安全上の懸念がある可能性は低いと考えられるが、タンパク質の含有があることからアレルギーの観点での周知は必要としています。

弊社アプリ「アレルギーチェッカー」に登録の商品情報から大豆多糖類が使用が見られる食品例
乳飲料、はっ酵乳、乳酸菌飲料(乳酸菌飲料を使用したチューハイ・カクテル含む)
チャーハン、チャーハンの素
一部のラーメン・うどんの麺

カゼインといった乳タンパク質粒子表面に大豆多糖類が付着することでタンパク質の凝集を抑制したり、分散状態を維持して沈殿を防ぐことからも乳飲料、はっ酵乳、乳酸菌飲料に大豆多糖類が使用されることが多い状況となっています。
分散状態を維持するために使用される大豆多糖類の粒子は小さいものとなっていますが、大豆多糖類が付着したカゼインの消化への影響はどうなのか、についてもアップデートしていきたいと思います。

Re-evaluation of soybean hemicellulose (E 426) as a food additive
https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/4721
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.2903/j.efsa.2017.4721/full

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