1. クミタス記事
  2. クミタス記事詳細

読み物

人気記事

兄弟姉妹間のアレルギー

2015.11.09

投稿者
クミタス

特定の食物に対して血液検査でIgE抗体陽性となり、その食物が抗原としてアレルゲン感作をしている状態であっても、アレルギー症状があるとは限りません。
ですが、血液検査でIgE抗体陽性であった場合に、まだその食物を食べて症状が出るかわからない段階、その食物をまだ1口も食べていない段階でも除去をするケースや、兄弟姉妹においてアレルギー検査にてIgE抗体陽性反応があった場合やアレルギー症状がある場合、ほかの兄弟姉妹にも同様にアレルギーがあるのでは、とその食品を除去しているケースも少なくありません。

最近の報告では


2015年11月5日に発表されたACAAI(American College of Allergy, Asthma, and Immunology)による報告では、兄弟姉妹にアレルギー反応のある子供1,120人において、実際にアレルギー症状がある子供は13%であり、53%にIgE抗体陽性反応が見られたがアレルギー症状はその時点では無く、33%はIgE抗体陰性であった、としています。

Food Allergy Sensitization and Presentation in Siblings of Food Allergic Children

ただ、子供全般を対象にした場合においては、アレルギー症状のある子供は8%存在との報告もあり、8%と比較すると13%と少し高い結果ではあります。

ですが、兄弟姉妹において食物アレルギーの検査でIgE抗体陽性であったとしても、ほかの兄弟姉妹においてアレルギー症状が出るかもしれないとして、アレルギー症状の出る方の比較的多い食品や症状が強く出やすいと思われている食品(卵、乳、小麦、そば、ピーナッツ)を摂取しないようにすることは不要な除去をおこなうことにもなります。
あくまでIgE抗体陽性であっても症状が出現するとは限りませんので、少量摂取から始め症状が出るようなことがあった場合にも最小限に食い止められるようにし、症状が出てからの除去対応をおこなう、また早くから摂取することでの予防効果に期待していきたいところです。

COMMENT COMMENT

    {genreName}

      {topics}