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アレルギーSTORY

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食物アレルギーを特徴と捉え、万が一に備えていきたい

2018.02.01

投稿者
大坂和美

Author 大坂和美さん

プロフィール:親同士が悩みを分かち合える場を創りたいと願い、国立市食物アレルギーサークル「にこにこ」主宰。また、親も自分の人生を大切に生きてほしいという想いから、ライフコーチとしても活動しています。

アレルギー症状のある人
6歳娘
アレルゲン:0歳から小麦(運動誘発アナフィラキシーあり)、卵
小麦は、1歳時にアナフィラキシーショックの既往あり
エピペン携行。

3歳息子
アレルゲン:0歳から乳、ゴマ、1歳からくるみ、3歳から桃。
エピペン携行。

現在6歳の娘は、0歳時での乳児湿疹がひどく、小児科での血液検査では卵のIgE値が高くなっていました。3歳の息子の乳アレルギーは、息子が0歳のとき、3歳時の姉がヨーグルトを食べていた際に、口のまわりに付いたヨーグルトを手で触り、その手が3歳の息子の肌に触れたからか蕁麻疹が出て、皮膚が腫れたことがきっかけでした。ゴマは離乳食での練りごまで症状が、くるみは3かけを食べて蕁麻疹、また、熟しきっていない固さのある桃を食べて蕁麻疹が出ました。

6歳の娘は、食物経口負荷試験は1年に1回実施し、現在自宅で経口免疫療法中。摂取可能量が微量増加しており、醤油の小麦、小麦の使用されたコンソメスープは90㏄まで食べられるようになり、娘自身、微量なら食べられるという自信がついているのを感じます。経口免疫療法を嫌がってはいないのですが、無理なく継続できるよう、週に3~4回に減らし進めています。
3歳息子は食物経口負荷試験は1年に1回実施。現在、牛乳0.006mlで症状が出ることもあり完全除去中ですが、花粉症の時期が過ぎた5月下旬以降、牛乳0.005mlから増やしていきたいと考えています。

いつから開始するのが良いか


実は3歳の息子は2歳時の食物経口負荷試験では、5㏄でくしゃみ、鼻水が出るだけで、血液検査はクラス3でした。経口免疫療法は、もう少し成長を待った方がいいでしょうね、ということで2歳時点では始めなかったのですが、3歳時点で食物経口負荷試験をおこなったときには、2ccを飲んで吐き、喉にむくみなどもあり、血液検査でもクラス6となっていました。早速、経口免疫療法を始めましょう、ということになったのですが、もう少し早くから始められれば良かったのだろうか、と思う気持ちもあります。

アレルギー、経口免疫療法に思うこと


アレルギーは特徴の1つ。食べられないものはありますが、食べられないということが、欠けているということには捉えてはおらず、万が一の誤食で命を落とすことがないよう、間違って食べた時のリスクは限りなく減らしたい、最低限は食べられるようにさせたい、との思いで経口免疫療法を進めています。
経口免疫療法でもきちっと管理しすぎると、この量だと食べられる、食べられないに一喜一憂したり意識がとらわれてしまう気もしており、強い症状やアナフィラキシーがおこらなければ、よしとする気持ちもどこかに持ちつつ、子供と確認しながら進めたいと思っています。
最近ではグルテンフリーなどアレルギーでも食べられる食品も増えてきました。少し値段がお高かったりするものもあるのですが、手作りもしながら、これからも状態に合わせて進めていきたいと思います。

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