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アレルギーSTORY

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色々食べられるようになるために

2017.03.18

投稿者
フルーチェ

Author フルーチェさん

次男に食物アレルギーがあることがわかりましたが、食物経口負荷試験を経て食べられるようになってきており、現在牛乳は39ccに到達。徐々に乳摂取量が増えてきて、その度に乳タンパク質量を計算して、お菓子の裏を見て「あっ、これも食べられるようになった〜♡」と食べられるものが増える事が1番の喜びです。


食物アレルギーのある方:次男6歳
今までのアレルゲン:乳、ピーナッツ、卵、いくら、牛肉、ハウスダスト、ダニ
 
家族のアレルゲン:長男8歳(ハウスダスト、ダニ)
 
 
次男が産まれて間もなくは母乳を与えていましたが、次男の顔の周りと背中には湿疹が出てきていました。病院で何度か診てもらうと乳児湿疹だね、と言われ、乳児に珍しいことではないかもしれないものの、あごの下の部分の湿疹が洋服に擦れて、ただれているのが可哀想で、何か他に原因があるのではと思い、自分から病院で血液検査をして欲しいと申し出ました。結果、乳、卵、ピーナッツアレルギーだということがわかりました。
 
発覚してから医師には、授乳中はお母さんが乳、ピーナッツ、卵を除去するようにと言われ、私の除去食が始まり、その後、子供の湿疹は無くなり肌はきれいになりました。
子供のアレルギーの状況は血液検査で経過を見ていましたが、乳はクラス4(5に近い4)、カゼイン4、卵白4、オボムコイド0、ピーナッツ2、いくら2で、数値はそれほど変わりはありませんでしたが、3歳になったら食物経口負荷試験をおこなう、ということで医師と話をし、そして3歳になってすぐに、卵は固茹で全卵一個を食べられるか、ピーナッツを10粒食べられるか、食物経口負荷試験をおこないました。そしてどちらも食べられるようになりました。
 
乳は限りなくクラス5に近い4ということから、入院設備のある病院での食物経口負荷試験となり、ヤクルト1ccから始まりました。4歳になった頃だったと思います。一泊二日の入院で1ccはクリアし、翌日10ccをチャレンジしたのですが、結果は陽性で、蕁麻疹が出て、呼吸が苦しくなってしまいました。
それからは自宅で1ccから、2週に一度、はじめのうちは0.1ccずつ増量していき、そしてヤクルト10ccが飲めるようになりました。それから牛乳に切り替え、1ccずつ増やしていき、乳、カゼインの血液検査の数値は下がるようになっていました。
 
インフルエンザを発症して1週間、牛乳の継続摂取ができなかったときがあったのですが、1週間ぶりに直前まで摂取していた量を与えたところ、アナフィラキシーが起こってしまいました。期間が空いた場合は半量から開始するように、とのことで、事前に把握できていたらと感じたこともありました。
 
現在は39ccに到達できました。6月にまた経過、状態を診て頂きながら、今後食物経口負荷試験をおこない、さらに増量できるか試したいと思っています。
 
給食は乳については除去食で、もう少し早く食物経口負荷試験をおこなえていたらどうだっただろうと思うこともあり、本当は小学校に入学するまでにもっと食べられるようにしたかったですが、給食のパンについては食べられるようになるかなとも期待しています。
 
いまも子供自身は牛乳自体はあまり好きではなく、フルーチェにして食べています。今まで、お菓子に使用される乳の量などを食品会社さんに尋ねたりして、摂取量がいまより少なかった時期は特に、時間の許す限り確認していましたが、会社によっても対応に違いを感じることもありました。ですが次男が生まれた頃に比べると、食品パッケージ上の表示もアレルゲン情報は増えたと感じます。
 
私たち家族にとって1番の喜びは、徐々に乳摂取量が増えてきて、その度に乳タンパク質量を計算して、お菓子の裏を見て「あっ、これも食べられるようになった〜♡」と食べられるものが増える事です。レストラン、温泉、テーマパーク、お惣菜にお弁当、お菓子類など出来合いの物の乳の使用量や乳タンパク質量が分かれば、色々食べられるようになると思います。
 
いつみんなと同じようにアレルギーを気にしないで食事ができるようになるのか、はっきりとは分からないため不安もありますが、こうやって地道にですが良くなっているのも確かで、今後も家族みんなで頑張っていきたいと思っています。

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