ワインの製造過程でできる濁りを取り除く目的で使用される清澄剤には、卵白、カゼイン、ゼラチンが使用されることがあります。
・卵白
ワインの清澄においては以前から用いられており、主に赤ワインの樽熟成中の清澄化に使用されています。卵白タンパク質の1つであるアルブミンはブドウの渋味成分であるタンニンと結合しやすい性質があり、樽の中で熟成中のワインの中でタンニンに吸着しオリとして沈殿していきます。
卵白タンパク質がワイン中に一定量以上残留している場合は、アレルゲン表示の必要があります。
・カゼイン
乳製品中のカゼインはワインの製造時に清澄剤として用いられますが,最終製品に一定量以上のカゼインが残留している場合、アレルギー症状の誘発可能性があるとの見解もなされています。
欧州食品安全機関(EFSA)、ワインの製造に清澄剤として使用するカゼイン製品/カゼイネート製品/乳製品を法令に基づきラベル表示の恒久的な対象外にする通知について科学的意見書を公表
https://www.fsc.go.jp/fsciis/foodSafetyMaterial/show/syu03450960149
欧州食品安全機関(EFSA)、ワインの清澄剤として使用される乳製品(カゼイン)に関する科学パネルの意見書
https://www.fsc.go.jp/fsciis/foodSafetyMaterial/show/syu02060480149
・ゼラチン
ゼラチンは渋みやタンニンを減らす方法として主に赤ワインで使用されています。
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