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アレルギーSTORY

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親が子供の変化から何が合うかを見極められることも必要

2015.09.29

投稿者
ひで(ママ)

Author ひで(ママ)さん

娘が3ヵ月の時に卵アレルギーと判明。私の食事も気を配ってきましたが、親が子供の変化をよく見て、うちの子には何が合うのかを見極める目をもつことが必要だと思っています。

アレルギーのある方:娘 現在1歳10か月、3ヵ月時に発症
アレルゲン:卵、乳製品、落花生、猫
両親のアレルギー:パパ 花粉症、ママ  なし

湿疹が首から全身に広がり掻かないようにコントロールを始め


娘の顔に出ていた湿疹が、首から全身に広がり、これは乳児湿疹ではないと思い、病院を受診。パッチテストをし、3ヵ月時に卵アレルギーと判明。腕や足に、乾燥や赤いボツボツが出たり、耳切れや目の周りが赤く腫れたりしていました。娘はとても嫌がりましたが、手袋をつけて掻かないようにしていました。
 
4ヵ月頃は、ステロイドの塗り薬やかゆみ止めの飲み薬を使用。ただ、飲み薬の効きは弱いので、手袋を自分ではずして掻いたり、片方の足で、もう片方の足を引っ掻いて、よく血が出てしまっていました。
掻かないようにするためにアレルギー用の患部につける包帯を両腕と両足に使用しました。そうすると掻くことができないので、傷がなくなりました。
 
その後、6ヵ月で血液検査をして、乳製品、落花生、猫のアレルギーも加わることになりました。授乳中のため母親の私も、卵の他に乳製品と落花生の除去も始めました。食べなくなると、娘の肌もとてもキレイになり、ステロイドもよほどひどい時以外は塗らなくなりました。
 
今では、ステロイドもかゆみ止めの飲み薬も飲んでいません。朝と晩は、お風呂に入って、皮膚を清潔に保ち、保湿クリームを塗っています。肌もすっかりキレイになり、アレルギーと言わなければ、外見からは全く分からない状態です。

少量しか食べなかったものに症状が


いままでうまくいかなかったこともあります。アレルギー用のミルクでパン粥を作ったものの、少し食べただけで、口の周りが赤くなり、嫌がって食べませんでした。また、ドーナツをあげたら、一口しか食べず、残りを私が食べたら、母乳で出てしまい、数時間後に全身赤くなり、ボツボツが出てしまったこともありました。

妊娠中の食事は、本当に影響しないの?


子のアレルギーと向き合うようになって気づいたことは、妊娠中に食べたものは、影響しているのではないかということです。関係ないというお医者さんもいますが、本当にそうなのでしょうか? 妊娠中、私は栄養を取ろうと毎日、ヨーグルトや卵を食べていました。クリームチーズやピーナッツバターも結構な頻度で食べていました。
今は、やはり多少でも影響があったのではないかと感じています。何でも食べられることは、とても幸せなことだと思います。ただ、『食』は、毎日身体がつくられる為にとても大切なことなので、どういう物をどのように食べるかを選ぶことは、何でも手に入る今の時代、本当に重要なことだと感じました。

苦労していること、配慮していること


買い物や外食時。一つ一つ、中身に何が使用されているかを確認しなければいけません。母乳をあげているので、母親自身も制限しています。外食は、お店によっては全く食べられないこともあるので、一皿でもあるお店は、ありがたいです。あとは、最近は、アレルギーの入っていない製品もあるので助かります。
また、検査時の採血。最近は大きくなり、病院が分かるので、泣き叫び、動きます。前回は、3回目でやっと採血できましたが、本当にとてもかわいそうでした。
 
配慮していることとしては、和食中心の食事作るよう心がけています。和食は、歯に良い固い物が含まれていたり、栄養バランスやカロリーも安心できるからです。他には、食品添加物の少ない商品を購入するようにしたり、無農薬のお米を取り寄せたり、おやつもできるだけ手作りしたりしています。
 
洋服も、綿やレーヨンなど自然な物を選んでいます。洗濯洗剤も体を洗う石鹸も、何も混ざっていない石鹸成分のみの物を使用しています。以前は、毎日お風呂で石鹸を使用していましたが、お湯で大体の汚れが落ちると聞いてからは、本当に汗をかいて汚れがひどい時だけ使用するようにしました。おかげで娘の肌は、ツルツルです。
 
色々なアレルギーに関する本も読んでいます。アレルギー製品を使用しない料理のレシピもあれば、食も含め生活全般のことなど様々な著者の意見を得ることができるので、とても参考になっています。
これから心配なことは、幼稚園や小学校等、親がいない時に誤って食べてしまったり、触れてしまったりしてアレルギー症状が出ないか心配です。

親が子供の変化をよく見て、うちの子には何が合うのかを見極める目をもつことが必要

 
アレルギーだと大変な部分が多いですが、慣れてくると苦ではなくなります。チーズなしのピザやソイラテ(豆乳入りコーヒー)、卵や乳製品を使用しないパンやケーキ等、今までと食べていた物とは少し違いますが、似たようなものはたくさんあります。食べられる物を見つけた時は、テンションがあがり、娘が喜んでたくさん食べてくれると本当に嬉しくなります。
マイナスなことばかりと思われがちですが、アレルギーの検査で、アレルギーがないものや数値が低い物が分かるので、そばや米、小麦などを心配せずにあげれたのは良かったと思います。
 
アレルギーの講演会に何度か参加して話を聴きました。アレルギーの製品を自分で少しずつあげて下さいという先生と、全くあげないで下さいという先生がいて、判断に困ります。病院の先生の意見やインターネット、本、テレビ等全て、鵜呑みにせず、親が子供の変化をよく見て、うちの子には何が合うのかを見極める目をもつことが必要だと感じている日々です。

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