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アレルギーSTORY

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父親も理解し、家族全体で集中して取り組むことが大事

2015.08.15

投稿者
たけし

Author たけしさん

兄弟のアレルギーと向き合うことで、気づいたことも。父親も理解し、家族全体で集中して取り組む必要があると感じています。

アレルギー症状のある方:息子(長男、次男)
アレルゲン:卵、キウイ、山芋等食料品、動物の毛、ホコリ
その他家族の状況:私自身はアレルギー性鼻炎や喘息などを持っていたが、中学生頃で改善し、現在はほぼ症状は出ない。妻は新築物件などを訪問するとホルムアルデヒド等で反応が出る。

卵雑炊に始まり、猫との同居解消へ


現在9歳と6歳の2人の息子がおります。アレルギーについて我が家で対応を始めたのは、長男が1歳を過ぎた頃でした。長男は固形物を食べ始めた頃、卵の入った雑炊を食べて嘔吐したことからアレルギーを疑い始めました。検査の結果、卵、牛乳、山芋等にアレルギーがあることが判明し、これらの食事を制限することを始めました。また、動物の毛にもアレルギーがあり、当時自宅で10年近く同居していた猫を両親の家に預かってもらうことになりました。10歳を超える猫を手放すとなると、もう最後をきちんと看取ることはできないということに葛藤もあり、複雑な心境だったことを憶えています。

親としても初めての除去で、気持ちも焦っていた


結果として、この食材を除去したり、動物の毛やホコリを除去して対応を進めたわけですが、失敗も多くありました。まず両親も初めてこういった対応をすることになり、除去が完全ではなかったことがあると思っています。「そろそろ行けるのでは?」という気持ちから、少し止めては与えの繰り返しで、完全に除去できず、結果的に対応が後手に回ったと思っています。

また、これは私自身の反省ですが、主に病院で話を聞いたり、日々の食事で対応したりすることがどうしても妻に偏りがちで、私自身の意識レベルも低いことから、多岐に渡るアレルゲンをきちんと把握できなかったり、何の食品にアレルゲンが含まれているかを、きちんと認識できてはいなかったと思います。

次男のアレルギーに改めて向き合うことで


それまでのことを反省点とし、次男には少し違う対応となりました。
次男も1歳になる以前から顔に湿疹が出ており、アレルギーが疑われていました。今回は早期にアレルギー検査を受け、アレルゲンを特定しました。長男同様、卵や牛乳等によるアレルギー反応の数値は高かったのですが、今回は必要な期間は、徹底的に排除しました。また、私自身もアレルゲンの反応が高いものについてはメモを携帯電話に残し、反応が強く出るものや最近の体との相性が特によくないものについては、更に気を付けるよう心がけました。

結果として、次男の方が数値の改善は早く、食事に関してはそれほど気を付けなくても大丈夫なようになってきました。単純に比較はできませんが、長男はまだ少量でも体調の不調や、ぜんそくの発作などを起こしています。長男の方は少学4年生となり、今後さらに体が大きくなるにつれ、徐々に耐性も出てくるかとは思いますが、まだ今後しばらくはアレルギーとの付き合いは続くと思いますし、あの時完全除去していれば、もしかするともう少し早く良好な状態になっていたのかも、という気持ちは少しあります。

昔と違い、今は検査もかなり細かくなっており、アレルゲンについての特定も数値できちんと出るようになっています。わかった時点で家族全体で一定期間は集中してアレルギーと付き合うことが、結果的に早く改善することになるのではないかと思っています。

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