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黄色4号(タートラジン)への過敏反応について

2015.08.17

投稿者
クミタス

黄色4号(タートラジン)とは


黄色4号は食用タール色素で、黄色5号、赤色2号、赤色102号とともにアゾ系色素とも呼ばれます。
黄色4号はFAO/WHO合同専門家委員会(JECFA)とSCFによって、ADIは7.5mg/kg(体重)/日とされており日本もこの数値を採用していますが、敏感に反応する方にはこの数値で安全性が高いとは言えないとの意見もあります。
Scientific Opinion on the re-evaluation Tartrazine (E 102)
https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/1331

EUでは2010年より黄色4号など6種の合成着色料を含む食品に警告表示が義務づけられており、ノルウェー、オーストリア、フィンランドでは食品への使用が禁止されています。

黄色4号(タートラジン)への過敏反応について


黄色4号(タートラジン)による影響の1つとして、以前から、摂取することで過敏に反応する方には、以下症状誘発の可能性を挙げる声があります。

可能性のある症状例
・喘息
(特に解熱鎮痛剤に過敏性を示す方)
・鼻水
・じんましん

非ステロイド性抗炎症薬に反応しやすい方に、黄色4号(タートラジン)に過敏に反応しやすい傾向があり、黄色4号(タートラジン)が誘発物質になることが示唆されています。安息香酸ナトリウム、パラオキシ安息香酸エステル類(パラベン)、ベンジルアルコールにも同様に反応し、誘発物質になる可能性があります。
アスピリン喘息と言われることがありますが、アスピリンに限らず、インドメタシン,フェノプロフェン,イブプロフェンなどにも共通する、アラキドン酸シクロオキシゲナーゼ阻害作用が誘引しているとの示唆があります。

黄色4号(タートラジン)の使用状況


黄色4号(タートラジン)を使用する頻度の高い食品

・フルーツ系シロップ
・カクテル
・漬物
・デコレーション系製菓材
(トッピングシュガー、アイシング)
・キャンディ、グミ
・一部のフルーツグラノーラ
・一部の抹茶ラテ

積極的に使用しない団体もありますが、もしも含まれている商品を摂取して違和感を感じた場合は、意識しておくのも良いかもしれません。

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