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赤飯の豆について

2015.04.19

投稿者
クミタス


赤飯に含まれる豆というと小豆と思われる方も多いかと思いますが、ささげ(大角豆)が使用されるものでもあります
(甘納豆/金時豆・花豆などを混ぜる地域もあります)。

ささげは小豆同様、さやの中に豆ができ、豆の見た目も似ていますが、ささげは堅めであり、茹でた際に表皮が小豆に比べて破れにくく煮崩れしにくい面があります。

小豆を煮て表皮が破れる様を「切腹」と連想し、武家を中心に縁起が悪いとされ、ささげが好まれてきました。今も関東では特に、お祝い事にはささげで赤飯、とされる傾向にあります。
 

ささげ豆、小豆の主成分は炭水化物


栄養面ではささげと小豆はほぼ同じ構成で、炭水化物が6割弱、たん白質が2割程度になります。
同様にいんげん豆、えんどう、ひよこ豆、緑豆、そら豆、レンズ豆も主成分は炭水化物で6割弱、たん白質が2割程度になり、豆の中でも主成分がたん白質であるのは大豆、そして脂質が主成分である豆はピーナッツになります。

ささげと小豆の栄養比較では、ささげの方がマグネシウム、亜鉛、葉酸の含有量が高い面がああります。

柔らかく餡にしやすい小豆と比べるとささげ豆は用途が少なく、いまでは国内でのささげの栽培量は減り、国産のものは小豆に比べると高価ではあります。ですが、ささげは若いさやはいんげんのように食べられ、暑さや病気に強く栽培しやすい、春が蒔き時の夏が旬のつる性植物でもあります。

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