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コーングリッツ、コーンミール、コーンフラワー、コーンスターチ、コーンブランの違い

2014.11.27

投稿者
クミタス

コーンスターチ、コーンフラワー、コーンミール、コーンブラン、コーングリッツは、とうもろこしを原料にしていますが、目の細かさや原料となる部分に違いがあります。


粗い  コーングリッツ > コーンミール > コーンフラワー > コーンスターチ  細かい

コーングリッツ


とうもろこしの種皮と胚芽を除去し、胚乳を粉砕したもの。

パン粉の代替にもなります。
コーンフレークの原料や、ビール醸造用、焼酎原料、イングリッシュマフィンのトッピングしても使用されます。水煮しておかゆのようにしても食べられます。

コーンミール


とうもろこしの種皮と胚芽を除去し、胚乳を粉末状にしたもので、コーングリッツより細かいものになります。

イングリッシュマフィンのトッピングして(表面のざらっとした粒)、小麦粉と混ぜてパン作りにも使用できます。水を加えて、ポレンタのようにマッシュポテト様、おかゆ様にしても食べられます。

トルティーヤ(タコス料理の皮の部分)を作ることもできますが、伝統的なトルティーヤは「マサ」と呼ばれる、石灰水処理されたトウモロコシ粉が原料になりますので、本格的なトルティーヤづくりには、「マサ」がより適しています。

コーンミールに限りませんが、白色トウモロコシを粉砕した粉もあります。

コーンフラワー


とうもろこしの種皮と胚芽を除去し、胚乳を粉末状にしたもので、コーンミールがより目が細かくなったもの。
青色コーンを粉砕した青色のコーンフラワーもあります(着色したものもあります)。
アメリカでコーンフラワーとされているものが、イギリスではコーンスターチであることがあります。

スコーン、コーンブレッド、トルティーヤ、アメリカンドッグの生地、イングリッシュマフィン向き。フライドチキンなど揚げ物の衣にも向いています。

小麦粉の代替になり、クッキーづくりもできますし、コーンミールだけでもパンづくりができますが、小麦粉に混ぜても使用できます。

コーンブラン


とうもろこしの種皮の部分を粉砕したもので、ふすまを指します。
飼料や 培地基材に使用されることが多いですが、シリアルに含まれることもあります。

コーンスターチ


とうもろこしの胚乳部分を精製し、たん白質、食物繊維が取り除かれたでん粉質の粉になります。コーンスターチは、異性化液糖などの糖化原料にも、そしてダンボール内の接着や、製紙のためのでん粉に使われたり(工業用途)、さらには医薬用途などにも利用されています。

片栗粉のようなとろみが出ますが、片栗粉が料理の温度が高いと粘度が出るのに対し、コーンスターチは料理の温度に関係なく粘度が出ます。
また、コーンスターチは、他のでん粉に比べて吸湿性が低いため、小麦粉や米粉に加えケーキやクッキーをつくると軽い感じに焼き上がります。てんぷらの衣に少量入れるとカラッと仕上がり、から揚げなど揚げ物にも向いています。

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