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日光と皮膚疾患② 光線過敏症と食物

2018.05.16

投稿者
クミタス

日光が当たった皮膚に痒みや痛みが生じ、丘疹、紅斑、水疱、膨疹などが見られる場合、光線過敏症であることがあります。薬剤を塗布した部位に日光があたり、塗り薬や貼り薬を塗った、貼っていた箇所を中心に皮膚症状が生じる場合、内服薬や注射薬投与などによって発症する場合もあります。内服薬や注射薬投与による場合は、全身の皮膚で日光があたった箇所に症状が出現します。
皮膚に薬剤を塗布してから、また薬剤投与後、日数経過した後の日光照射で発症することもあり、数か月後などでの発症の場合もあることは憶えておきたいところです。

日光と皮膚疾患①
http://www.kumitasu.com/contents/hyoji/2146
では主に薬剤について掲載しましたが、要因として薬剤以外に、メラニン色素減少、DNA修復障害、ぺラグラ、ポルフィリン症なども挙げられます。ぺラグラは水溶性ビタミンB群の一つであるナイアシンの欠乏により発症し、光線過敏症を起こすことがあります。腸炎や下痢が続くなどでナイアシンが欠乏することでも口内炎や舌炎など口腔内の症状、皮膚症状が現れることがありますが、ナイアシンが欠乏した状態で日光が当たる皮膚の部位に皮膚症状が出現することがあります。ナイアシン欠乏症の患者の多くでは、鉄、リボフラビン、ビタミンB6の欠乏症も見られるとの示唆もありますが、過不足ない栄養摂取ができると望ましいでしょう。
ナイアシンを多く含む食品例
カツオ、豚レバー、ピーナッツ、ひらたけ、エリンギ、たらこ、コーヒー、まぐろ、たら、玄米、米ぬか など

また、紫外線の吸収を高める目的で飲み薬、塗り薬としてソラレンを含有する薬を投与しUVA(長波長紫外線)を照射して、乾癬などの症状を改善するPUVA(プーバ)療法などもありますが(ソラレンを必要としないナローバンドUVB療法がより一般的にもなっていますが)、ソラレンを多く含む食品は、光への過敏性を高める一因と成る可能性が考えられています。ソラレンを皮に多く含む柑橘類の摂取時には、手についた皮の成分を洗い、また顔に飛び散った場合は、洗い流せると良いでしょう。また、ソラレンは摂取後2時間程には過敏性が高まり8時間程で代謝されるともみられていますので、外出後の摂食にて、ソラレンによる影響可能性を低減することも可能になります。
ソラレンを多く含む食品例
セリ科(セロリ、ニンジン、パセリ、三つ葉、明日葉、パクチー)、イチジク、キウイ、キュウリ、春菊、カラシ、特に皮に多く含む(ライム、オレンジ、グレープフルーツ、みかん、レモン)、ドクダミ、クロレラ など


参照)日光照射におけるビタミンD生成と皮膚への影響面とのバランス
http://www.kumitasu.com/contents/hyoji/1434

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