1. クミタス記事
  2. クミタス記事詳細

読み物

乳幼児の日焼け防止策とは?

2017.08.31

投稿者
クミタス

うす曇りの日で快晴時の約80~90%、くもりの場合は約60%、雨の場合は約30%ほどの紫外線量と見られていますが、雲の間から太陽が出ている場合には、雲からの散乱光が加わり快晴時よりも多い紫外線が観測されることもあります(気象庁 雲と紫外線)。

日焼け止め対策にはおなじみの日焼け止め、UVクリームですが、月齢の低い子供にはいつから使用可能なのでしょうか?また乳児、幼児における望ましい日焼け対策は何でしょうか?

アメリカ小児科学会(AAP)の見解を踏まえ​アメリカFDAのWEBページでは以下見解を公開しています。

・日焼け止め、UVクリームを使用する場合は6か月以上~の児での使用が望ましい
・6か月未満の児においてはできるだけ日陰に留まり、直射日光曝露を避け、軽いロングパンツ、長袖シャツ、日焼けを防ぐために首を日よけする帽子を着用することが望ましい
・ピーク時の午前10時~午後4時の間の日光暴露を制限する
・6か月以上の児においては肌が露出する面積を抑えつつ、日焼け止め、UVクリームを使用する際は、SPF15ほどのものを使用する
・UVAとUVBの両方に97%〜100%の保護可能なサングラスを使用する
・日焼け止め、UVクリームは2時間おきに再塗布し、水泳や発汗後も再塗布するようにする
・紫外線を反射しやすい水、雪、砂などがある場所にいる場合は、日焼けが促進されるため、より注意深くケアする
・日焼けした場合は水で冷やす

Sun and Water Safety Tips
https://www.aap.org/en-us/about-the-aap/aap-press-room/news-features-and-safety-tips/pages/sun-and-water-safety-tips.aspx
Should You Put Sunscreen on Infants? Not Usually
https://www.fda.gov/ForConsumers/ConsumerUpdates/ucm309136.htm

乳幼児においては成人と異なり、皮膚が薄いため日光による刺激を受けやすい面があり、また体重当たりの体表面積が成人よりも大きく、特に月齢が低い児、低体重児においてはより大きくなり、調節可能な体温域が狭く、体温が上昇しやすくなります。
高温環境下では不感蒸泄、発汗により水分放出も多くなりますので、水分補給も意識できるのが望ましいでしょう。

紫外線に関するデータ 1日の最大UVインデックス(推定値)の全国分布図(毎日)なども参照できます
https://www.data.jma.go.jp/gmd/env/uvhp/info_uv.html

    {genreName}

      {topics}