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牛海綿状脳症(BSE)に関する動向

2017.07.25

投稿者
クミタス

アメリカで5年ぶりに牛海綿状脳症(BSE)の牛発見

アメリカでは5例目になる「非定型BSE」と考えられる牛(11歳)が確認されたと2017年7月に発表されましたが、BSEプリオンで汚染された肉骨粉などの飼料の経口摂取により伝染する「定型BSE」とは異なり、主に高齢の牛に発生することがある「非定型BSE」(日本では23か月齢の牛での非定型BSEの例があります)は各国で確認されているだけで110例程になります。
肉骨粉などの使用が減ったことも影響し「定型BSE」牛の発生数は減りましたが、「非定型BSE」牛は比較すると少ないながら世界各国で毎年一定数は見られています。「非定型BSE」牛のヒトへの影響など不明点もありますが、プリオンの病原性は強いものと見られており、感染可能性も視野に発見された場合は市場に出回らないよう対策が取られています。
アラバマ州で非定型BSEが確認される(米国)
https://www.alic.go.jp/chosa-c/joho01_001999.html

台湾では2001年からBSE感染を理由に禁止している日本産牛肉の輸入について、生後30か月以下で脊髄など特定部位を除くなどの条件付きで解禁する方針を2017年7月17日に発表しています。

非定型BSEから新規BSEが出現する現象を確認
https://www.naro.affrc.go.jp/publicity_report/press/laboratory/niah/061925.html

L型非定型BSEが牛に経口的に伝達されることを確認
https://www.naro.affrc.go.jp/publicity_report/press/laboratory/niah-neo/073147.html

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