1. クミタス記事
  2. クミタス記事詳細

読み物

調理者の意識と衛生管理

2017.07.04

投稿者
クミタス

食中毒は、加熱不十分、不適切な保存・保管、汚染等が原因で発生しますが、調理者など従事者の不十分な衛生対策により食中毒をおこすことがあります。

職場環境に依っても衛生対策や意識に差が見られることがありますが、イギリスでの200名以上の調理者を対象にした調査では、以下のような対応の現状を報告しています。

・31.6%は下痢、嘔吐に苦しんでから48時間以内にキッチンで従事
・15.9%は鶏肉をしっかり加熱したかを確かめないで提供
・7.4%は生肉や生魚を扱った後ですぐに手を洗うとは限らない

出典・参考:Estimating the prevalence of food risk increasing behaviours in UK kitchens

調理者が保有するノロウイルスが媒介となる食中毒事例も少なくなく、
例:https://www.city.nara.lg.jp/www/contents/1485851802062/files/k20170619.pdf
健康保菌者が職場にいることが後に発覚した場合にも備えられるよう、出勤時や休憩後、退社時での手洗い、健康状態および対応の記録、お客さんや納品業者さんで体調不良の方がいらっしゃる場合には日報に記録し責任者へ報告、調理着の持出し禁など、​調理者の再認識、職場全体での運用強化も求められるところでもあるでしょう。

    {genreName}

      {topics}