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浸水後の衛生対策

2016.08.31

投稿者
クミタス

浸水をした場合に、どのような対応をするのが望ましいか、以下参照いただければと思います。

浸水後の洗浄・消毒方法


浸水する水は下水が混ざった汚水、重金属や有害物質が混ざっている場合もあり、まずはしっかり排除し、細菌、カビの繁殖、害虫の発生等を防ぎます。

床下浸水の場合
・床下の浸水を抜く。
・汚泥、木片、ごみなどを取り除く。
・水で洗い流しながらクレゾール石けん液などを使用し洗浄する。
・雑巾、新聞紙での吸水、扇風機などを使い強制的に水分をしっかり乾燥させる。
・床下に消石灰などの消毒剤を散布する。

汚泥を完全に取り切れない場合、悪臭の要因にもなります。

床上浸水の場合
・浸水を抜く。
・室内外の汚泥、木片、ごみなどを取り除く。
・汚泥や川の水、雨水に浸った畳、カーペット、じゅうたんなどの敷物は捨てるのが望ましい。
・床、壁、家具の汚れは水道水で洗い流すか雑巾で水拭きをした後、逆性石けん液またはクレゾール石けん液をしっかり濡れるまで噴射させて乾燥させるか浸した布でよく拭いた後で乾燥させる。
・食器類や調理器具は水道水でよく洗った後、適した濃度で次亜塩素酸ナトリウム液(家庭用塩素漂白剤、ハイター、ミルトンなど)や消毒用アルコール、煮沸などで消毒する。

作業中に手指や足に傷ができた場合は、しっかり洗い流します。

井戸水に浸水した場合
・一般細菌や大腸菌、重金属等が検出され、飲用として不適合となる場合もあるため、検査完了し飲用可能となるまで飲用しない。やむを得ず飲用する場合は煮沸する。

消毒方法


消毒時の溶液の作り方、使い方などは以下記述も参照ください。

水害時の消毒法(豊橋市ホームページより)
https://www.city.toyohashi.lg.jp/secure/31426/syoudoku.pdf

消毒液の入手


浸水被害対策としてクレゾール石けん液と逆性石けん(塩化ベンザルコニウム)の提供、噴霧器の貸し出しをおこなっている自治体や、市町村にて消毒を行っている場合があります。
災害にあわれた際は、各自治体からの情報の確認や、お問い合わせを頂ければと思います。

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