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イギリスでの食品回収レポート(2016年1月~3月)

2016.05.24

投稿者
クミタス

イギリスでの食品回収のうち、2016年1月~3月の4半期でのレポートが発表されました。
FSA publishes list of incidents for January to March 2016
https://www.food.gov.uk/news-updates/news/2016/15159/fsa-publishes-list-of-incidents-for-january-to-march-2016

イギリスの2016年1月~3月の4半期での49件の回収事案のうち、24件がアレルゲン表示漏れであり、約半数を占めています。その中でも、乳の表示漏れが最も多く、対象商品としては、チョコレート、キャンディ(清涼菓子含む)、焼菓子(クッキー、ケーキ)、スナック菓子、惣菜(チキン料理など)と多岐に渡っています。また、残りの25件につきましては、サルモネラ汚染などの食中毒リスクに関する事案、異物混入事案などになります。

尚、前四半期(2015年の10月~12月)においても回収対象35件中アレルゲン表示漏れは23件(65.7%)、表示漏れ対象としてはナッツ、マスタード、乳などが多くを占めています。
FSA publishes list of incidents for October to December 2015
https://www.food.gov.uk/news-updates/news/2016/15039/fsa-publishes-list-of-incidents-for-october-to-december-2015

オーストラリアでは、ココナッツ飲料、ココナッツミルク使用菓子、加工品に乳成分が使用されていた商品の回収が続き、乳表示漏れ事案が多い時期がありました。
同じ原料を使用している場合もありますが、通常使用されることの多い食物成分を把握しておいたうえで、表示を確認できると尚望ましいかと思います。

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