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隠れた喘息発作

2016.05.11

投稿者
クミタス


喘息は、気道が狭くなっていき、発作が生じる疾患であり、炎症がある気道で咳を繰り返すことでも気道は狭くなっていきます。

・気候・気圧の変化(夜間、明け方、雨や台風の前後、季節の変わり目)で咳が出る
・走ったり運動をすると咳が出る
・刺激物(タバコの煙や花火の煙、線香の煙、ほこり)を吸ったり、刺激物(アイスクリームなどの冷たいもの、辛いもの)を食べると咳が出る
・喉や首が冷えると咳が出る

喘息の患者さんに限らず、これらの症状を経験している方は少なくないですが、気道が過敏な状態になっていたり、隠れた喘息発作である場合もあります。
鼻水が日常的にある方も咳が出やすくなりますが、咳があったり息苦しさがあるけれど、これは喘息ではない、と咳が続く間に、気道に炎症がある状態になり、刺激に過敏に反応しやすくなることで、さらに咳が出て炎症が慢性化する、そして気道が狭くなっていくことがあります。

中には気道が狭くなっている状態でも呼吸自体はある程度息苦しくなくできる場合、重要視されないこともあるかもしれませんが、すでに喘息が進行している可能性もあります。咳が続けば喘息になる、咳喘息が続けば喘息になる、とは限りませんが、咳が慢性化している場合は、受診し相談されるのが良いでしょう。

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