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オメガ3脂肪酸の油について

2014.07.04

投稿者
クミタス

油は、飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸に分かれます。
 
飽和脂肪酸は、バター、生クリーム、ホイップクリームなどの乳製品、ラードなどの動物性脂肪、ココナッツ油、パーム油などで、体内でも作られます。
不飽和脂肪酸は、多価不飽和脂肪酸と一価不飽和脂肪酸に分けられ、
多価不飽和脂肪酸はオメガ3脂肪酸(α-リノレン酸)、オメガ6脂肪酸(リノール酸)、一価不飽和脂肪酸がオメガ9脂肪酸、になります。
 
オメガ3脂肪酸は、しそ油(オメガ3が63/100、オメガ9が14/100、オメガ6が13/100程度)、えごま油、亜麻仁油、フラックス油、魚介類、魚油、くるみなど
 
オメガ6脂肪酸は、コーン油、高リノール紅花油、高リノールひまわり油、大豆油、ごま油(オメガ9が46/100、オメガ6が41/100程度)、グレープシードオイル、マヨネーズ、マーガリン(すべてではありません)など
 
オメガ9脂肪酸は、オリーブ油、高オレイン酸サフラワー油、菜種油(オメガ9が60/100、オメガ6が24/100、オメガ3が10/100程度)など
 
オメガ6脂肪酸にはアレルギー促進や炎症促進、血栓促進作用があるとされ、オメガ6脂肪酸過多の食生活がアトピーや花粉症などのアレルギー症状の悪化や不調の原因のひとつになるとも言われています。
 
一方で、オメガ3脂肪酸は、オメガ6脂肪酸が誘発するアレルギー物質のアラキドン酸の発生抑制効果も期待されており、アトピー性皮膚炎、喘息、花粉症などのアレルギー症状の軽減、心筋梗塞、脳卒中、老化予防効果が取りざたされたりもします。
 
日常の食生活においては、いわゆるサラダ油がオメガ6脂肪酸であることが多いことや、加工食品にもよく使われることから、オメガ6脂肪酸は十分に摂取できている状況にあり、オメガ3脂肪酸の摂取を心がけていきたいところです。
バランスとして、オメガ3:オメガ6は、1:1~4:1くらいが望ましい目安とされています。
 
ただ、オメガ3脂肪酸は開封後の酸化が進みやすく、加熱をするとにおいがでたり、酸化しやすい面があります。
オメガ9脂肪酸は比較的酸化しにくく熱に強いことから、加熱時にはオメガ9脂肪酸、ドレッシングなど加熱が必要でない場合はオメガ3脂肪酸と使い分けるとよいかと思います。
 
オメガ3脂肪酸は開封後2~4週間までには使い切るサイズのものを購入、使用後は、密封してその商品の紙箱に入れ、日光のあたらない冷蔵庫保存、など保存方法にも気を配ることも大事ですね。

クミタス内では、
えごま油
しそ油
で検索すると、商品が見つかります。

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