1. クミタス記事
  2. クミタス記事詳細

読み物

人気記事

アレルゲンと除去の状況

2014.07.23

投稿者
クミタス

アレルゲンの状況

昨年、子供のいる20~49歳女性、全国2,970人、うち現在アレルギー症状のある方がいらっしゃる300世帯に関する調査を実施いたしました。
その中で、アレルゲンと除去状況を比較した設問もありました(複数回答可、該当者を%表示)。



 

除去の状況

アレルゲンのある方が多い、除去をされている方が多い食品は赤色にしています。
しかし除去食品の中には、緑色に着色しているように、アレルゲンとなっている割合よりも、除去している方の割合が高い食品もあります。
そば、ピーナッツ、ナッツ類、魚卵であり、アレルギー症状が出ることを恐れ、食べないようにされている方が一定数いらっしゃることがうかがえます。
これは、平成23年実施の環境省での調査結果とも一部一致しています。
https://sankei.jp.msn.com/life/news/140205/edc14020509000000-n1.htm

 

基本的に除去は、その食品がアレルゲンと診断されている方が、その食品を食べることで症状が出るために摂取量を調整する、ことになります。

アレルギーかどうかどうしても気になる場合は、検査をおこない、数値は参考にしつつも、まずは少量から食べていき、反応を見て摂取を検討するというプロセスが望ましいのではと思います。
心配な方は、ごく少量から間隔を空けて摂取するのが良いかと思います。

検査数値として7段階の0以外の場合でも必ずしも症状にでるわけでなく、検査数値は一つの目安として、摂取してどうなのか、を注視することが重要です。

また、摂取開始時期としては、一律にいつからであればOKという基準があるわけではなく、乳児の発育状況、健康状況にも依るところはあります。

早産で低体重児であった場合は、発育状況も鑑み、既に、卵や乳など他食品で食物アレルギーの症状がある場合、乳児にその食品を食べる以前から既に皮膚トラブルがある場合は、医師とも相談の上、状態が落ち着くことをまず進め、状態を見ながら、少量スタートで進めていくのも良いかと思います。

親が食物アレルギーである場合も、子が必ず食物アレルギーになるわけではありませんし、さらに兄や姉が食物アレルギーだから弟や妹も同じ食品にアレルゲンがある、食物アレルギーの症状があるというわけではありませんので、症状反応を確認しないうちから除去継続する必要は必ずしもないと思っていただいた方が良いかと思います。

    {genreName}

      {topics}